# CASE 01 解説

演習後に読む資料です。返答・条件変更・記入例を含みます。

## Q1 移行対象と追加費用の確認

Aは標準CSV移行のみで、過去履歴の項目対応と移行検証が別途80,000円。旧保管先12か月維持は12,000円が必要なので、Aの必要外部支出は416,000円。Bは492,000円（初期300,000円＋月額16,000円×12）で、項目対応と履歴・添付移行検証が見積範囲内として提示されている。

Aの見積本体だけで比較すると、必要な移行80,000円と旧保管12,000円が抜けます。何を移すかを確認して、同じ範囲の外部支出へそろえます。この質問を先に選ばなかった場合は、仮説に費用未確定と残せたか確認してください。

## Q2 運用責任と担当負荷の確認

A通常の社内作業は初期16時間、毎月6時間です。稼働監視以外の例外処理と認証更新はお客様が行います。追加運用は月8,000円を12か月。こちらが例外処理と認証更新を引き受け、社内確認は月1時間になります。初期16時間は変わりません。責任表の合意と後任による実演を条件にします。Bは初期10時間、毎月2時間を見込んでいます。会社名義であることと、日々の作業を誰が行うかは別です。

社内時間を費用と分けて記録します。月6時間の仕事に月8時間を確保する案と、外注費を追加して月1時間にする案では、安さと自社の負担の交換条件が異なります。

## Q3 開始期限変更時の実行条件

Aは通常3週間で開始。Bは導入6週間が想定で、4週開始案を6週へ変更する場合は依頼責任者の承認が必要。暫定運用は2週間で8時間（2週合計）を暫定担当が担う想定。

Bの6週開始は、希望4週をそのまま守る案ではありません。責任者の承認と、間の2週間で合計8時間を担当する人の確保が必要です。延期可能だから何もしなくてよい、とはなりません。

## Q4 CSV内容と復元確認の範囲

Aは履歴と添付を一括では復元できません。旧保管先を12か月維持して参照する方式で、追加運用を付けてもこの制約は残ります。BはCSV・添付ファイル・関連付けIDの一式を出力し、隔離環境で代表データを復元する確認を予定しています。どのデータを復元し、何をもって成功とするかは受入条件へ記載してください。将来いつでも自動的に復旧できる保証ではありません。

「CSV対応」は出力形式の説明です。履歴と添付の関係まで戻せるかは別に確認します。Aの制約を受容して早期開始を選ぶことも可能ですが、復元できる前提で決裁してはいけません。

## Q5 例外ケースの受入れ設計

現場で困ったのは、二重対応、古い添付の参照、取下げ後の処理継続です。受入時には3種類を一件ずつ再現し、同じ問い合わせを識別できること、差替え後の添付を参照できること、取下げ状態を担当者が確認できることを業務担当と確かめたいです。正常な一件が登録されるだけでは、この3点は分かりません。

実際に起きた例外を、入力・期待する状態・確認する担当者が分かる試験へ変えます。「問題なく動くこと」とだけ書いた条件では、双方が別のものを確認してしまいます。

## Q6 画面色と研修動画の優先度

画面色は標準機能の範囲で調整できます。今回の見積に研修動画の追加は含めません。この回答で金額・導入期間・運用担当は変わりません。

見やすさの確認にも意味はあります。ただし今回の発注判断で未確定だった費用・責任・開始条件は、この質問では埋まりません。先に選んだなら、残りの確認をいつ行う計画だったか振り返ります。

## 条件変更

依頼責任者から追加連絡

後任は別の業務と兼務することになりました。通常運用に確保できる時間は、当初の月8時間から月3時間へ減ります。予算52万円、現担当者が引継ぎに協力できる6週末の期限は変わりません。初期作業と暫定運用は通常運用の月3時間とは別枠で担当を確保します。

先ほどの提案を維持しますか。それとも案・発注条件を変更しますか。誰が何を引き受ければ実行できるかを含め、会議への提案を更新してください。

## A通常で進める

必要外部支出416,000円で3週開始。通常運用は月6時間なので、当初の月8時間には収まります。旧保管の参照を続け、例外処理と認証更新を社内で引き受ける案です。

変更後：月3時間へ減った後は、通常運用の月6時間を賄えません。責任表を書くことだけでは不足時間を埋められません。担当追加の承認、Aの追加運用、または別案を検討します。

## A運用付を条件付き採用

必要外部支出512,000円、予算の残り8,000円。3週で開始し、通常の社内確認を月1時間にします。社内負担を外注費に置き換える案ですが、旧保管への依存は残ります。

変更後：月1時間は新しい上限3時間に収まります。追加運用の責任分担と後任実演を合意し、旧保管の閲覧と権限更新を誰が続けるか決めます。早期開始を優先する条件付き案として説明できます。

## B条件付きで採用

必要外部支出492,000円、予算の残り28,000円。移行と復元確認を重視できますが、6週開始の承認と、暫定運用2週間・合計8時間の担当が必要です。

変更後：通常運用月2時間は新上限3時間に収まります。ただし、開始延期の承認と暫定担当は別に確保します。復元確認と後任演習が6週末までに終わることを受入条件へ含めます。

## 保留して確認を先行

未確定条件を残して発注することを避けられますが、確認が終わるまでは現行運用が続きます。誰へ何を確認し、いつ決めるかを提案へ含めます。

変更後：保留そのものを正解にしません。月3時間で運用できる体制、必要な承認、受入条件のうち何が不足しているかを挙げ、確認相手・回答期限・再決裁の予定を決めます。

## 根拠が足りない記入例

Aは低コストなのでAを選ぶ方向で、現時点の数字だけを見て速やかに発注する。過去保管費・追加検証・暫定運用の条件は後で確認し、会議後に整える。

## 条件を具体化した記入例

Bを条件付きで提案します。D3・Q4にある履歴と添付の復元確認を、担当交代後の参照に必要と判断したためです。外部支出492,000円は予算520,000円以内。Q2・Q3より社内は初年度42時間、参考換算126,000円で、参考総負担は618,000円です。社内時間は外部予算と混ぜません。
発注前に依頼責任者から6週開始の承認を得て、暫定2週間・計8時間の担当を確保します。移行対象を決め、例外3種類、出力一式の復元、現担当者不在の後任実演を6週末までに確認します。承認や担当が未確定なら、会議の翌営業日を回答期限として保留・再決裁します。
変更後の月3時間に対しBは月2時間で収まります。早期開始を最優先し、旧保管の依存を受け入れるなら、A運用付（外部512,000円・月1時間）にも合理性があります。

## 自己評価

### 根拠の照合

1. AIの推薦を資料確認なしに採用した
2. 未確認の主張を挙げたが、出典との対応が曖昧
3. 具体的な主張をD/Qの根拠に対応させ、確認済みと未確認を分けた

### 確認の優先順位

1. 質問の選択理由を説明していない
2. 重要な質問を選んだが、残る未確認点への対応がない
3. 何を決めるための質問かを示し、残りの確認順も説明した

### 費用と社内負担

1. 見積本体の金額だけで比べた
2. 追加費用か社内時間の一方を比べた
3. 外部支出・社内時間・参考換算を分け、同じ12か月で比較した

### 実行できる発注条件

1. 「問題なく動く」「引継ぎできる」等の一般論だけ
2. 必要な条件を挙げたが担当や成功条件が曖昧
3. 担当・承認・期限・具体的な受入確認を選定案に対応させた

### 変更への対応

1. 月3時間への変更を判断へ反映しなかった
2. 案を変えた／維持したが、その根拠が曖昧
3. 変わった制約を示し、維持／変更する条件と残るリスクを説明した
